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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第12章 ファーストキス


「そんなトイレに駆け込めみたいに言われてもね」

「いや、あの、じゃあなんて言えばいいの? さっさとキスしろー! とか言うの?」

「可愛いすぎんだけど」

 悟が笑うからつられて私も笑ってしまった。

 しばらく二人でクスクス笑い合った後、再び静けさに包まれて、どちらからともなく視線が合わさる。
 
「目、閉じて」
 
 悟の声に従って私はゆっくりまぶたを閉じた。――柔らかい感触が自分の唇に触れているのを感じ、そして離れていく。

 唇を合わせただけの簡単なものなのに、とてもドキドキした。



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