• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第12章 ファーストキス


 悟がそんな風に私の事を思っているなんて知らなかった。胸の奥がじんわりと温かくなって、嬉しさでいっぱいになる。身を屈めた悟が顔を覗き込んだ。

「わかった?」

「……ぅん……」

 素直に返事したけど、急に恥ずかしくなって下を向く。

 悟がいつもより格好良く見えるのは、好きだからなのかな……。自分でもよくわからない。

 悟の影がゆらっと揺れて手が伸びてきたから、頭をくしゃっと撫でられるのかと思ったら違った。

 その手は頬へと降りてきて、親指が私の唇に触れる。




/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp