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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第10章 本当の出会い


「あれ、美味しいな」

「なにやってんだオマエ」

「お饅頭に毒が仕込まれてるって厨房で聞いたんだけどな」

「あーそういうこと?」

 これはちょっとした遊びを含んだ訓練だったみたいだ。

 呪いのこもった毒のお饅頭は食べても死んだりしなくて激辛饅頭になっているだけらしい。

 その微量の毒を悟が読み取るための呪術的訓練。

 本人に実施日は知らされていなくて、時々抜き打ちで行われるのだそうだ。

 悟は、別のお盆にあるよもぎ饅頭をいくつか見て、ひとつ私のところに持ってきた。見た目は普通のよもぎ饅頭だ。

「ほら、食ってみろよ」

 一口かじってみたら、涙が出てくるくらいかっらーい! それ見て悟がクスクス笑ってる。

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