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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第10章 本当の出会い


 聞く耳を持たない悟に焦って、私は悟の手首を掴んだ。悟は私には無下限しなかったから、そのまま悟の手ごとよもぎ饅頭にかぶりつく。

 ガブっ!

 もぐもぐした。危険を知らせようと思って。悟を助けたくて。

 毒の呪いなら何か私に反応が出るだろう。血を吐いて死んじゃうやつだったらどうしよう。

 食べてからそんな事を思ったけどもう遅い。周りが唖然として私を見ている。

 口の中によもぎの風味が広がる。あんこが溶けていく。お餅はとっても柔らかい……喉の奥に滑り落ちてきて、ごっくんしてしまった。


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