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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第10章 本当の出会い


 保護された後、大人たちに何度も術式を使ってみなさいと言われた。悟にも。呪力を術式に流し込むんだって言う。

「ほいっほいっだよ。センスだよなー」

「ほいっほいっ」

 口に出すけど何も起きない。体の中に何かあるような気はするけどちんぷんかんぷん。

 例えば、野球を思い浮かべて欲しいんだけど、みんなは投げられたボールを普通に打つ。

 私はボールは見えてるんだけど、バットを振っても全然振ってないって言われて、空振りですらないらしい。何もしてないって言われる。こんな感じ。


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