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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜
第9章 さよなら五条先生
クローゼットの内壁に黒いぐにゃぐにゃした空間が出来ている。ブラックホールのような大きな穴。
「これ……」
「あぁ。これまで一度も見たことないね」
「これが二次元への道?」
五条先生がその黒い空間に手を伸ばすと、ズボッと手首がその中に吸い込まれた。
「道っていうより結界っぽいね。領域内に入りこむ感覚に似てる」
「間違いないよ」
「赤い光が奥にも見えてる。僕が獄門疆で見たものと同じかな」
五条先生はいったん手首を引き抜いて、じーっとその黒い巨大な穴を見つめた。
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