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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜
第9章 さよなら五条先生
「現実にそんな人はいないよ。私、気味が悪いじゃん?」
「僕ならそうするね。何回君が僕を忘れて真っ白なキャンパスになっても、そこにまた僕の色を塗る」
「そんなこというけど、実際は――」
「何度でも何度でも君を好きになるよ。例え顔や形が違ってても、僕をまるごと忘れていても君のことを愛する」
「……先生」
こんな人これまでにいただろうか。
記憶を失っても何度でも私の本質を愛してくれるなんて、そんな風に思って言ってくれる人。
でも……。
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