第3章 下着
「嘘はよくないだろ」って何気ない顔して洗面室に入って行ったけど、こんなの五条悟じゃなかったら即、通報してるから!
もしこれがナナミンだったら……例え全裸を見たとしてもきっと何も言わないだろう。もしくは大変失礼しましたって謝るのみだ。
まぁ、五条先生は、野薔薇ちゃんのスカートを平気で履いたり、死んだと思ってた悠仁をオッパッピーってサプライズ登場させるような人だからデリカシーを求めるなんて無理な話かもだけど。
逆に言えば思いっきり原作通りで、これはますます本人だと確信する。
ちらっと時計を見たらあまり余裕がなかった。今日は私は普通に仕事がある。メイクして支度して出かけなくてはならない。
よく考えたら私、すっぴんだし、いきなり胸を見られるし、五条先生相手に散々だ。
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