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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜
第9章 さよなら五条先生
グサっ!
と、くるはずだった痛みがこない。
気付くと私はウエストを掴まれて回転させられ、田丸から離れた地べたに置かれていた。
それからすぐ五条先生が身を捻って飛び上がり、超高速な回し蹴りを田丸の首に浴びせていた。
長い右足が首の後ろに入って、田丸が手に持っていたナイフが落ち、カランとアスファルトに鳴り響く。
そのまま田丸は声も出さずに白目を剥いて倒れ、五条先生は片足で静かに着地した。……まるでハリウッド映画でも見ているみたいだった。
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