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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第9章 さよなら五条先生


 見ると全員地面に倒れ伏して、田丸は腰が砕けたように地べたに座り込んで歯をガタガタ震わせている。

「もう終わり? んじゃ千愛貰ってくね」

「待てっ! その女は俺の女だ。渡さねー」

「そう」
 
 五条先生が興味なさげに返事をして、私に微笑みかける。
 
「大丈夫?」

「うん」

 こくんと首を大きく縦に振った。そっと私の手を引いて体を支えるようにして立ち上がらせてくれる。

 先生を頼りに歩き出そうとしたその時、私は冷ややかな殺気を背中に感じた。


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