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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第8章 五条悟のひとりごと


 初めは軽い子なのかなと思った。身元がはっきりしない僕に同居を勧めて、初日からいきなりベッドの中で近寄ってきたからね。

 けど真逆。節約してまじめに暮らしてる女の子だ。男と遊んでる様子はまるでない。僕は五条悟だから特別に同居させたって感じ。

 オタクだかなんだか知らないけど、僕らが住む世界を呪術廻戦って呼んで大切に思ってるみたいで、僕のことを懸命にサポートしてくれる。
 
「私と同じシャンプーを五条先生が使うなんていけない! 五条悟が安い女もののシャンプーで髪を洗うなんてあってはならない」

 そう言って次の日には、風呂場にグリーンシトラスの香りのメンズシャンプーとリンスが用意されていた。節約してるお金の中から工面してね。そういう子。

 
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