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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第7章 急接近


「それくらいで許して」

 上から伸びてきた腕にふわっと優しく抱きしめられる。まるで羽毛が降りたみたいだった。

 前からそうだったけど、今日は特に温かい。

 本当はこんなやり方でなだめられるなんて、絶対に嫌だったけど、心の奥から沸き立つ感情は別のものだった。

「先生……変なこと言っていい?」

「ん? なに?」

「なんだか懐かしいの、とっても」

「僕も同じだよ。手を繋いだ時もそう思った」

「不思議」

「だね」

 そうやってとても妙な仲直りをして、私達はしばらくそのままくっついていた。




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