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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第7章 急接近


 あまりの軽さに耳を疑う。今まで手を出さないって言ってたのは何だったの。お風呂場でも何もしなかったのに不可解すぎる。
 
「元の世界に戻るのに必要ならキスするよ。これは0.2秒の領域展開と同じ勘だけどさ、うまくいく気がすんだよね」

「ないない! 呪術廻戦の話と絡めないで。それを言ったら私がわぁーって喜んで、んじゃどーぞってキスするちょろいオタクだと思った? 無茶苦茶だよ」

「さっ、お口開くのはおしまい」
 
 白いまつ毛に縁取られたブルーの瞳が容赦なく近付く。

 私の頬に手が添えられて、目と鼻の先でその瞳が閉じられた。


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