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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第7章 急接近



 ――大丈夫かな。

 自然と眉間にシワが寄る。

 静かな室内でペラっとページをめくる音がする度、緊張が走る。

 五条先生はベッドの縁に腰掛けてコミックを読んでいるけれど、何も言葉を発さず口を真一文字にして、頭の中に現状を叩き込んでいるようだった。
 
 握られた拳が突然ぐっとひときわ強くなったのがわかった。

 怒りややるせなさを抑えているのかもしれない。

 五条悟さえ封印されなければ起きていなかった出来事が山のように描かれている。彼の心の負担は計り知れない。




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