• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第7章 急接近


「なんとかして、お願い」

「わかってるよ」
 
 ぎゅーっと目を瞑り、息まで止めて我慢する。必死にしがみついて耐えていると、ふわっと冷たい空気の流れを感じた。外気かもしれない。

 名を呼ばれて目を開けると、先生が私を見下ろしていた。

「一件落着。外に出したからね」

「あ、り……が……と」
 
 まだ怖くて声が震える。どうやら換気用の小窓から外に放り出してくれたようだ。ほっと安堵して脱力する。

 ……がしかし、一息つくと、今度は別の緊張が走った。

 えーっと、これってどういう状況?  目の前には先生の裸体があって、私は向かい合わせになって彼の上に座るような格好になっていた。



/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp