• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第7章 急接近


 基本彼は、マイペースだけど楽しい人で、肝心な時には優しい。

 からかってくるけど自然体でいれるし、メンタルも肉体も強くて頼れる人。かと思いきや、あーんパクっがとっても可愛い。
 
 暗く沈みがちな時も明るい光を与えてくれて、嬉しいことも厳しいことも言ってくれるし、時々、色気にくらっとくる。彼の言葉や行動に突然胸がきゅうってなる。

 あれ? これって……。

 その先は考えないことにした。

 「持つよ」と言われ、お団子の入った袋を五条先生に手渡した時、指先が彼の手にわずかに触れた。先生がちらっとこちらに目を向ける。

「手、冷えてんね」

「あぁうん。雨で濡れたから。ジョーは冷えてない?」

「僕は大丈夫」

 そのまま彼の手が、冷えた私の指先をそっと覆った。指同士が重なって温かみを感じる。そこから体温が上がっていく感じがする。


/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp