第7章 急接近
もう夫婦に見られようが、子持ちと思われようが気にしない事にした。今日一日、一緒に過ごして思った。五条先生と仲良しなのは事実かもしれないと。
他人と丸一日みっちり接して、こんなに疲労がないものかと不思議に思えるくらい側にいれる。
それは夫婦っぽいのか友人っぽいのかカップルっぽいのかどれがしっくりくるのかわからないけど、仲良しなことには違いない。
必要以上に気を遣っているわけでもないし、そんな事していたらとてもこの同居生活は続かない。
きっとこれは、私と五条先生の相性のようなものだ。
もちろんちょっとした言い争いをする事はある。でもそれはストレスって言うより笑って流せる取るに足らないことばかりだ。