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【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第6章 デートの練習


「心配しなくてもまだ居るよ、君のところに」

「え?」
 
 私の心の声が聞こえたんじゃないかと思うくらい、五条先生が真っ直ぐに言った。

 一刻も早く向こうの世界に戻りたいはずなのに、どうして……。

「負けたの僕だし男としてきっちり約束は守らないとね」

「あぁ、うん」

 五条先生はさっき本気出して負けたって言うけど本当かな。音ゲーもマリカーも圧巻のゲーム感覚と運動神経だった。

 五感の能力が細胞レベルからして違う。わざと負けたりしてないよね? 

 もしそうだとしたら何のために?

✳︎

 残りのデート予算はクレーンゲームにつぎ込んだ。

 「欲しいのどれ? 取ってあげる」と私に聞いておきながら、狙ってるのは五条悟マスコットばかりで、五条先生が五条悟を取ろうとしている絵面がなんとも面白い。

 
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