• テキストサイズ

【呪術廻戦】獄門疆から君のもとへ〜五条悟〜

第6章 デートの練習


 コインを投入した。さっきは集中が足りなかった。先のコースを見通してコーナリングする。ジャンプしてからのドリフトで五条先生のカートに並んだ。

 激しくぶつかり合う。当たり負けしてないはず。
 だけど、なんか知らないアイテム使って、ブゥーンって音を立てて前に行き、私はあろうことかクラッシュした。

 なにそのアイテム。アップデートされてて時代遅れになってた。画面には”FINISH 2位”の文字。
 
「もう一回!」

 チャリン。

「もういっちょ!」

 チャリン。

 何度やっても勝てない。隣を見ると涼しげな顔してる。こうなったら最後の手段。己にプレッシャーを与える!

「ジョー、賭けよう」

「なにを?」

「育ててる豆苗の水換えと、窓ガラスの結露拭き、さらにトイレ掃除一週間分!」

「所帯じみてんねー」

「っるさーい。Go!」

 お喋りしている間にロケットスタートしてやった。

 覚えたての妨害アイテムを駆使して先行する。先に私が走ってるから抜かれなければ勝ちだ。ドリフトテクに磨きがかかる。そして目の前に飛び込んできたのは。


/ 681ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp