第5章 ★ベッドの上のお手伝い
それから昨日と同じような朝の時間が始まった。五条先生が、後ろから付いてくる。
「なんか手伝うことないー?」
「あ、じゃあ……ローテーブル出して、お湯沸かして、珈琲いれて。あと窓の結露も拭いといて」
「ん」
二日目にして、五条先生はかなり動ける人になっている。貴重な戦力でありがたい。
さすがというか、能力が高い人あるあるだ。新しい環境にもサッと溶け込んで、その中で力を発揮できるタイプ。マイペースだけど人懐っこくて、その空間に入り込む。
私とは随分前から一緒にいたみたいに自然だし、この生活にも馴染んでしまってるんだから驚く。
何でもできちゃう公式設定ありがたい! お陰で朝の時間は昨日より余裕が生まれている。