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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第81章 #81 調査兵団として




「飛行艇は!?」

ガバッと起き上がったハンジ。
辺りを見渡すと懐かしい仲間達が空を見上げていた。

「飛び立ったよ」
「え…?」

「ハンジ、お前は役目を果たした」

そうハンジに言ったのはエルヴィンだった。

「エルヴィン…みんな……そうか」

かつての仲間たちがここにいる。
ハンジは自分が死んだ事を悟った。


空には飛び立った飛行艇が見える。
どうやら無事に離陸したようだ。
ハンジが深く息を吐く。


「まったく…団長なんかに指名されたせいで大変だったよ…エレンのバカがさぁ…」
「あぁ…大変だったな。ゆっくり聞くよ」

モブリットに手を引かれ立ち上がったハンジはエルヴィンの前に立った。

「リリアを助けてくれてありがとう」
「当たり前だろう?それにあの子にはまだ役目がある」
「そうだね」

ハンジも一緒に空を見上げる。

「行ってらっしゃい、リリア、みんな」



頑張れ
ちゃんと見守っているからね



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