• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第73章 #73 再会



「リヴァイ、さっき貰った花貸して」
「ん」

リリアはリヴァイから先程ガビとファルコから貰った花を預かった。
その花を紙に挟み花が折れないように小さく紙を折ると、リヴァイのポケットにしまう。

「落ち着いたらしおりにでもしようか。今はとりあえずこうして保管しとこうね」

ポンポンとポケットを叩くと、自分の分の花も同様に紙に挟みポケットにしまった。

「嬉しいね」
「………」
「リヴァイ?」

リヴァイからの返事はない、見ると寝てしまっている。
しかしリヴァイも嬉しかったのだろう、ずっと貰った花を手に持っていたのだから。

するとハンジが近付きリリアに声を掛けた。

「リリア、体調はどうかな?そろそろみんなで食事でもしようかなと思ってるんだけど」
「手伝うよ」
「ありがとう!今晩はハンジさん特製のシチューだよ?食料結構あったからね、今夜は贅沢しよう!リリアも食べれたら食べようね?」
「うん!」


そして壁内組、マーレ組の全員が起こした焚き火の前に集まった。
しかしやはり会話は一切なく、リヴァイも目を覚まさず、居心地の悪い空気だけが漂っていた。


/ 1007ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp