• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第67章 #67 壁内へ



「やはりダメだ!!」
「ナイル兄ちゃん!!」
「リリアちゃんと"その子"に何かあったら…俺はエルヴィンに顔向けが出来ない!!」


その時だった。
巨人達が戦闘をしている方向からジークの叫び声が聞こえた。
皆が目を見開き、確信した。
あぁ、ここで終わりだ、と。
身体中に走るビリッとした痺れ、全身から放たれる光、巨人化する前兆を数秒の間に感じた。

「ナイル兄ちゃん!!!!」

ナイルは一瞬の間にリリアを突き飛ばした。
少しでも、数メートルでも自分よりも遠くへ。


熱、爆風と共に近くにいた兵士達も次々と光が放たれ、そして一斉に巨人化し、辺りは無垢の巨人で溢れかえるとんでもない状況になってしまった。


/ 1007ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp