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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第1章 #01 就任



リリアは頬を赤らめると嬉しそうにスカーフを首元に巻きリボンを結んだ。
そしてリヴァイにどう?と見せる。

リヴァイは眉をひそめると、歪んで結ばれたリボンに手を伸ばし一度解いて結び直した。
彼女は戦闘技術はあるものの、こういう事にはかなり不器用なのだ。
たまに服のボタンもずらして付けているほど。


「お前はまずリボンを真っ直ぐに結ぶ練習から始めろ」
「あはは!はーい!」

リリアが満面の笑みをリヴァイに向けると、ほんの少しだけリヴァイの肩がピクリと跳ねた。
それは誰にも分からない程。


「ありがとう!大事にするね!」



"おそらくリリアは今後俺の為にと彼女の人間性問われるような行動を取っていく"



ふとリヴァイにある感情が湧き上がる。


別にいい。
他の奴らがリリアを悪く見ても
俺にこの笑顔を見せてくれるなら、別に構わない。



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