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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第59章 ●#59 必ず君の元へ



(あぁ、本当にリリアの言う通りレベリオでの作戦でもし俺が死んだら、リリアを抱くのもこれが最後か……。俺が死んだらリリアはどうなる?一人で生きて行けるのか?)


リヴァイは納得した。
どうしてエルヴィンがまだ生きる可能性があった時にすでにリリアの事をどうするのか決めていた事が。
まったく同じ事を考えている自分がいる。

リヴァイはリリアの頰を包むように触れ、ゆっくり口を開いた。


「リリア……綺麗だ……」
「え……」
「俺に出会ってくれてありがとうな……俺は今…最高に幸せだ」
「な…で……そんなこと言う…」

ボロボロとリリアの瞳から涙が溢れた。
まるで本当に最後のような言い方だ。
リヴァイはリリアの手を自分の左胸に当てると、腰の動きを早めた。


「リヴァイ……リヴァイ………リヴァイ…」
「安心しろ…俺は生きて帰る」
「あっ…あっあっ……」
「リリア……愛してる」

そう言った瞬間リヴァイはズンっと奥の方へ自身を突き、動きを止めると、ビクビクっと震えリリアの深い所へ熱を吐き出した。

リリアの上で脱力すると、リリアはリヴァイの背中に手を回し、力強く抱き着いた。


「本当に……無事に帰ってきてね」
「あぁ…」
「約束よ……」
「分かっている」




死ぬ可能性がある、愛する人の今後を気にかけてしまう気持ちもある
でも自分は違う、絶対に生き残る
他の奴には任せない、俺が一生側にいる


必ずリリアの元に戻ると誓おう



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