第59章 ●#59 必ず君の元へ
夜空には星が輝いていた。
暗い部屋にオレンジ色の小さなランタンの灯りが一つ、リリアを下にリヴァイが優しく軽い口付けを何度も繰り返していた。
「ふふふ」
「何だ?」
「ううん、こういうキスも好きだなぁって」
そうか、とリヴァイは上半身を起こし、リリアの右手を取ると手の甲にキスをした。
「それで、今日はどのようなのがご所望で?お姫様」
「お姫様!!」
「何でも言うこと聞く」
「えー、えっとえっと……優しいの」
「了解した」
リヴァイは首筋に口付けると、そこからゆっくりと下の方へ口付けを落としていった。
首筋、鎖骨、胸、腹部とどんどんと下の方へ移動していく。
くすぐったくて時折リリアの体がブルっと震えた。
下半身まで行くと再びリヴァイは上体を起こし、リリアの足を持ち上げ足先から口付けた。
そしてゆっくりその口付けは足の付け根の方へ移動していく。
「……リ、リヴァイ…」
「ん?」
「もういいよ…くすぐったいから…」
「まだここにキスしてねぇ」
そう言うとリヴァイはリリアの足を横に大きく開くと中心に向かって唇を落とした。
ビクッとリリアの体が跳ねる。
「やっ……」
ようやくリヴァイからの全身のキスが終わったが、今度は集中的にリリアの秘部への口付けが始まった。
敏感な場所に当たりそうで当たらない際どい所に唇が触れ、もどかしく腰が揺れる。