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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第56章 #56 幸せになれ



「リヴァイ?今日は何だかリヴァイが甘えたさん?」
「あぁ」
「えっと…えっと……どのくらいこっちいるの?」
「さぁ……でも次に戻る時はお前も連れて行く」

話しながらリヴァイの唇がリリアの耳元に近付き、耳たぶを摘む。
吐息がかかりくすぐったい。

「リリア…こっち向け」

リヴァイの方を見ると顎を持ち上げられキスをされた。
少し強引に唇を割って舌が入ってくるとこちらの舌を絡めとられた。
ジュルっという唾液が交わる音に理性が吹っ飛んでしまいそうだ。
こんなにも気持ちが良いキスがあっただろうか、だんだんと下腹部が熱くなり自然とユラユラと腰が動いてしまう。

「リリア……腰が動いてる」
「ん……やだ……あっ…」

再びリリアの口が塞がれ舌と舌が絡み合う。
するとリヴァイがリリアの腰を固定し、わざと前後に動かし始めた。
跨いでいるリヴァイの太腿に敏感な部位が擦られてしまう。

「んん…!!あっ……リヴァイ…ダメ…擦れちゃう」
「分かってる」
「やだ……ダメだってば…!!あっあっ……ダメ…止めて…イッちゃう…」

そのまま腰を揺すられ刺激を与えられたリリアの体が、ビクンっと大きく跳ねた。
力が抜け、リヴァイの体にもたれ掛かるように脱力したリリアをリヴァイが抱きしめる。

「も……リヴァイの…バカ!」
「可愛いからよ……もっと見てぇ…」
「ダメ!!!」

口を尖らせリリアはそっぽを向いた。
怒らせたのかとリヴァイが焦る。しかし顔を真っ赤にさせてリリアはリヴァイの耳元で呟いた。

「続きはお風呂入ってから…」
「……了解だ」
「てかホントに不意打ちやめてー!!恥ずかしいよ!!」
「すまねぇ…」

二人は顔を見合うと笑った。
どれだけお互いがお互いを好きなのだろう、今回離れてみて良く分かった。

「一緒に入るか?」
「絶対リヴァイ手出してくるからダメー!!」
「……そういや報告書忘れていた…」
「先に行ってらっしゃい」

再び笑うと二人は軽くキスをし、部屋を後にした。

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