• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第6章 #06 新兵勧誘式



それから30分程、リリアとリヴァイは馬を走らせた。
リリアはリヴァイの馬の速さをしっかり体に覚えさせ、これを生かして彼らから5秒早く先頭を走るようにしなければならない。

「5秒キープがどれだけもつかな……あまり時間かかると無理そう」
「無理とか言うな、やれ」

馬を引きながら帰る二人、空にはもう星が輝き始めていた。
これ以上遅くなるとリヴァイ班の皆が心配するだろう。
リリアは足を早めた。

「明日からはエレンの実験かな?」
「そうだな」
「オッケー!それじゃあまた明日!今日はありがとうね」

「リリア」


何?とリリアが足を止める。
リヴァイはジッとリリアを見つめていたが小さく息を吐くと視線を逸らし口を開いた。

「気を付けて帰れよ」
「うん!それじゃあね、おやすみなさい!」

馬に乗り兵舎に戻るリリアを見送ったリヴァイも旧調査兵団本部に戻った。


/ 1014ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp