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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第39章 #39 一歩前へ



勲章授与式は粛々と執り行われた。

女王であるヒストリアから勲章を与えられる生き残った調査兵達、しかしエレンの順番が来た時に空気が変わった。
勲章を受け取りヒストリアの手を取ったその時、エレンが固まってしまったのだ。


それを遠く後ろから見ていたリリアでさえも感じとった異様な雰囲気。


(エレン…?)




その日以降、エレンの様子がおかしくなった。
何かに悩んでいるような、思い詰めたような、誰が何を言っても耳に入っていない。


一体彼に何があったのか、それを知る者はその時誰一人としていなかった。


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