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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第30章 ●#30 祝福される嬉しさ



「あ……」
「挿れていい?最初言ったように俺のだと証を残したい」
「うん……」

エルヴィンはリリアにキスをするとゆっくりとリリアの中へと自身を進めた。
以前よりはスムーズに中へと入るがやはりキツい。苦しいのかリリアも顔を歪めている。

「リリア、大丈夫か?苦しい?」
「う……ん…少し……でも大丈夫……」
「ゆっくりするから、痛かったら言いなさい」

うん、と頷きながら腹部の圧迫に耐えるリリア、しかし痛みはそれほどなくエルヴィンの全てを受け入れた。

「まだ俺の形覚えてたかな?」
「…あはは……かも……んんん……は、ぁ…でもやっぱり少し苦しい…」
「落ち着くまで待つよ」

再び優しくキスをし、気を紛らわすと次第にリリアの苦しさは和らいできた。

「エルヴィン……もう平気。動いて良いよ」
「大丈夫か?」
「うん、ありがとう」

するとエルヴィンはゆっくりと腰を動かし始めた。

「あっ……あっあ……」
「リリア…大丈夫?」
「うん……ん…気持ち良い……」

パチュパチュと定期的に打ち付ける音が部屋に響く。
だんだんと速さが増し、エルヴィンの息が上がりだした。

「リリア…リリア……お前の中は温かくて気持ち良いな」
「あ…ん……ん……やだ…そんな…」
「リリアは?気持ち良い?」
「うん……あ…ん……気持ちいいよ」

柔らかく笑うとエルヴィンは動きを止め自身を引き抜いた。

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