第27章 ●#27 兄妹の壁を越えた日

「や…お兄ちゃん……」
「大丈夫」

優しく指を動かし擦ると、ある箇所に触れるたびに快感が走る。
腹部が疼き、リリアの体がビクビクと動いた。

「んん……やだ…お腹の下の方が……ムズムズする」
「気持ちいいんだよ、下着を脱ごうか。腰を上げて」
「えっ？」

リリアは躊躇しながらも少しだけ腰を浮かした。
するとエルヴィンが下着をスルリと脱がし、その脱がした下着とリリアの秘部とを透明な糸が繋いでいた。

「やだ……こんな…」
「大丈夫。リリア、一回イッておこうか？」
「え？行く？」

エルヴィンは起き上がるとリリアも引っ張り起こし、自分の足の間に座らせると足を開かせた。
慌ててリリアが閉じようとするが上から足を引っ掛けられ固定されてしまった。

「やっ！やだよ…こんな格好」
「俺には見えてないよ？」
「そんな問題じゃない……ひゃっ！」

後ろからエルヴィンの手が伸び、リリアの秘部に触れた。
秘部から溢れた透明な蜜を指に絡ませ、少し上方にあるプクリと膨れた部分を指で小刻みに擦り始めた。
ビリビリと電流が走るような快感がリリアを襲う。

「あっ…あ……やっ…んんん！」
「リリア、声我慢しないで。聞かせて？」
「そ、そんな……の…あっ…あん……やだやだ…！」

リリアがエルヴィンの手を握るが動きは止まらない。
どんどんと快感が大きくなり、下腹部にギュウっと力が入る。


「あっ…あっ……お兄ちゃん止めて…！なんか……来ちゃう…！」
「良いんだ、そのまま感じて。イっていいから」
「あっあっあっ……やっ！！！」

ビクッとリリアの体が大きく跳ねた。
脱力し、肩で息をし下半身だけ小さくピクピクと痙攣している。

「あっ…あ……」
「気持ちよかった？」

リリアは顔を真っ赤にし荒く呼吸をしながら小さく頷いた。