• テキストサイズ

誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第25章 #25 二人の休日



「寂しくない、寂しくない!」

ポンポンと背中を叩くとリリアは離れ、手を振ってその場を後にした。
暫く彼女の後ろ姿を唖然として見つめていたリヴァイだったが、急に現実に戻り顔が真っ赤に染まった。


「はっ?……はっ?」


髪をクシャっと掴み、高まる感情を必死に抑える。

(う、うるせぇ心臓!治まれクソがっ……)




部屋に戻り一息ついたリリアは、リヴァイに買ってもらったスカーフを手に取り鏡の前で首元に巻き、リボンを作った。
何度か角度を変えて姿を見るとふふっと笑う。

「ありがとう、リヴァイ」



空は夕暮れ
大きな星が一つ輝いていた


/ 1007ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp