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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第24章 #24 大事な兄ふたり



「リヴァイ……ピュアだねぇ」
「あ?」
「恋愛に関しては10代のようだね!30代なのに!!可愛いぞ!」

「俺は今まで恋愛したことねぇよ」

沈黙が続く。


「モブリットーーー!!!私も明日休暇取るぅ!!」
「ダメです!分隊長!!急な休みは取れません!!二人について行って覗き見してやろうっていうのがバレバレです!!」
「こんな純真なリヴァイ見た事あるかい?!是非見たい!!初デート!!!」
「デリカシー無さ過ぎです!分隊長!!」

少し離れた所で同じく仕事をしていたモブリットが慌ててハンジを止める。
あまりにうるさいためモブリットはハンジを一旦部屋から出した。


「すみません……」
「?」
「が、頑張ってきてください!!」
「何がだ?」

ただ一緒に買い物に行くだけだ、何故こんなにもハンジがうるさいのか、モブリットが応援するのかリヴァイには理解できなかった。

だがその夜何となくだが理解出来た。


緊張のあまり寝れない自分がそこにいた。


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