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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第13章 #13 最終捕獲作戦



街中を逃げ惑う人々、ジャンとリリアはその流れに逆らい進んでいた。

「リリア兵長!体は大丈夫ですか?!」
「問題ない!とにかくエレンのところに!まだ巨人化出来てないという事は何かあったんだ!この捕獲作戦にエレンの力は必要だ!!」
「はいっ!!」

地下通路辺りに移動すると、アルミンの姿が見えた。

「リリア兵長!あそこに!!」

ジャンとリリアがアルミンのいる場所へと急ぐ。
そこには瓦礫に潰されたエレンもいた。

「おい!!何やってんだよ!!」
「ジャン!?リリア兵長?!!エレンがこの下に!!」

リリアが瓦礫に埋まったエレンを覗き込む。

「巨人になれなかったの?」
「はい…!出来なかったんです!多分女型の正体がアニだって事がブレーキになって!!」

リリアが歯を噛みしめる。
エレンの気持ちは分かるが、今回は失敗してほしくなかった。
するとジャンがエレンに駆け寄った。

「エレン、お前ふざけんなよ!いつかお前に頼むって言った筈だよな!!お前なんかに世界や人類や自分の命を預けなきゃなんねぇ俺達への見返りがこれかよっ!!」

その時だ、女型の攻撃により瓦礫がこちらに降り注ぎ、エレンにさらに瓦礫がおおい被さった。
女型を先に止めなければ被害が広がる、リリアとジャンが女型に向かって飛び出した。

「ジャン!!気をつけて!女型は立体機動を熟知しているから慎重に!!」
「はいっ!」
「女型をハンジの所まで誘導する!!女型を少し引きつけて!アルミンを呼んで!!」

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