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誰が為に心臓を捧げる【進撃の巨人】

第93章 失踪ルート#03 落胆



「ハンジさん!リヴァイ兵長!!目撃情報ありました!!」


広間でハンジとリヴァイが話をしていた所にオニャンコポンが息を切らせて走り込んできた。
その声を聞き、104期のメンバーも慌てた様子で集まった。


「見つかった?!本当か?!」
「いやあの、情報だけですけど!」
「それでもいい、どこでだ?!」


リヴァイが食い気味にオニャンコポンに尋ねる。


「ここから1時間くらいの場所にある宿屋です。5日前にリリアさんとエレンが宿泊したそうです。特に片腕だったリリアさんの事はよく印象に残っていたそうで宿屋の主人が覚えていました」
「5日前……」


ハンジが頭を抱える。
さすがに5日も経過していては情報が古すぎる。
しかし二人は一緒にいるという事は分かった。それだけでも安心要素だ。


「案内してくれ」


リヴァイが立ち上がるがオニャンコポンが首を振る。


「それが……翌日に二人は別れてどこかへ行ったそうです」
「は?」
「宿屋の前で女の子の方が手を振って青年を見送っていたと店主が言っていたので……」


その瞬間リヴァイの表情が固まる。

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