第4章 二人で歩む未来
下着越しに擦られ、突起が指に引っ掛かって刺激に耐えれず、二郎の肩を掴んで頭を凭れ掛ける。
「声我慢してるのも、何かいいな」
「さっきから、あっ、変態みたっ……」
シャツのボタンが外され、ブラが見える状態にされてブラジ越しから突起を集中して、舌で擦られたり甘噛みされたりして刺激される。
体が跳ねる。声が漏れないように唇を手で押さえる。
「ふっ、ぅ、んっ、ンんぅっ……」
「めっちゃ気持ちよさそ……その顔、むちゃくちゃエロいな……」
胸を刺激するのをやめる事なく、カチャカチャとベルトを外す音がする。
「悪い、入れるわ」
「ひっ、うぅンんっ! んむっ、ふっ、はっ……」
ビリビリ痺れる感覚が体を駆け巡り、ビクビクと背を反らしながら達した。
「締めんっ、なって……ぅ、ぁっ……」
出来るだけ大きな声が出ないように、必死に耐えながら揺さぶられ、快楽に悶え喘ぐ。
「あっ、激しっ、だめっ、声出ちゃっ……」
「口開けて……」
言われ、口を少し開けると瞬時に塞がれた。
「んっ、ふっ、ンんっ、はぁ……」
下から激しく突き上げられ、奥に響く刺激にただ快感に喘ぐしかなかった。
動きが止まり、ベッドに倒され、両手を持たれて動きが再開する。
グリグリと奥を擦られたり、突かれたり、全部が気持ちよくて、何も考えられなくなっていた。
「っ、好きだっ、めっちゃ好きっ……」
「わた、もっ……好き、あっ、あっ……」
「も、出るっ、出っ……あぁっ、イクっ……」
背中がゾワゾワと粟立ち、最後に何度か腰を強く打ち付けられ、体をビクつかせながら私も達した。
荒い呼吸を二人でゆっくり整える。
「窓、開けねぇと」
髪を掻き上げ、二郎が服を整えて部屋の窓を開けた。
ぐったりする私の髪を撫で、二郎はベッドに腰掛けて優しく微笑んだ。
「ありがとな。体、大丈夫か?」
「うん、大丈夫。二郎とするの気持ちいいから、二郎とするの好き。これも愛の力?」
茶化すように言うと、二郎が笑う。
「当たり前だろ。俺の愛は宇宙一デケェからな」
自信満々な二郎に、私はその愛を返すかのように深く口づけた。
この先もこうやって笑い合って、ずっと二郎の傍にいられますようにと願わずにはいられなかった。
~完~