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The best happy ending【東リべ/三ツ谷】

第3章 8・3抗争


「考えてみたんだ。まずは“隊長”になる。パーちん君が抜けた今、参番隊の隊長枠が空いてるんだ。そこを狙う!」

「……メチャクチャな案ですね」


その言葉に武道は『うっ』となった。
確かにこの案はメチャクチャであり、難しいかもしれないし隊長になれるかさえ分からない。
何せ武道は隊長になれる程の喧嘩の強さは無い。

なんなら過去ではまだ東京卍會の隊員でもないし、ただマイキーに気に入られて入るよう言われているだけ。
そんな自分が隊長になりトップになるのは難しいだろう。


「でもナオト。オレは魔法が使えるってワケじゃないんだ。これくらいしかないと思うんだ」

「……分かりました。タケミチ君はなんだかんだで、これまでのミッションを成功させてきましたし信じます」


ナオトはゆっくりと手を武道へと伸ばす。
そして呆れていた彼だが、武道の言葉を真剣に信じていて真っ直ぐな目をしていた。


「今回は長旅になりそうですね」

「ああ」


ドクン…と握手をした瞬間またあの心臓が跳ねるような鼓動を感じた。
そして武道は大きく目を開いてから、この未来で起きたことを思い出す。


なぜオレはヒナをふった事になっているのか。

なぜ和泉はオレを東京卍會と関わらせないようにしていたのか。

なぜヒナの事件現場に“半間”がいたのか

なぜドラケン君は死刑になったのか

そして稀咲な何者でなぜマイキー君と和泉を憎むようにはったのか

パズルみたいに散らばった謎。
全部繋げてぶっ壊してみせる!!


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