第8章 ちゃんと
ふわっ
「なんじゃ····」
目を覚ますといい匂いがしてくる
むくり
「なんじゃー···アケミちゃんか··?··っ!」
違う!
先程まで確かに感じたんや!
がっ!···ずべ
ずしゃーん
「いにゃーーー!」
ひょい
「大丈夫ですか!?バレット様··。見事な転け方」
がしっ
「本物だよな!?」
「はい。本物ですよ」
へにゃ···。
「やっと··話せる··会いたくても会えなくて··おみゃーにはロナルドがいるから··」
「···ヒヨシさん」
ばっ
「今俺の名前···何故じゃ···」
「マスターさんから聞いたんです。まだ熱があるんですから布団に戻ってください、今お粥作ってますからね」
「うぅん···(名前呼ばれただけでも幸せになるのさ何故じゃ)」