第2章 しゃんしゃん
15分後
「すぅ··すぅ··」
なでなで
(薬が効いてるんだな良く寝てる。見た目は容姿端麗で女性達が振り向くけど··ほんとは寂しがり屋な子供のまんま。意地張って··喜んで···)
すっ
「撫でるのは終わり」
握った手は離さないよ。
うとうと。
(私も、少し仮眠させてもらおう···)
✿✿✿
『·····?(ここは)』
暗い。
『···(体がガキん時になってる)』
「おや?可愛い子だね~~~··おいで」
おいで
おいで
『···行かない』
つかまえるよ
つかまえるよ
『俺は。帰るんだ』
ふわっ
「ごめんなさいね。」
『····!?』
ぎゅっ
「この昼の子は私の子なんだ」
「····くやしい」
くやしい