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生まれた子

第3章 呼ばれた




「あっ、あの!」

「どうしたの?」

「俺の名前はロナルドって言います!シンヨコハマで吸血鬼を倒す退治人をして····兄貴のようになりたくて···」

「うん」

「俺が、物心ついた頃には···母さんを知らずに育って····あの!もし迷惑でなければ····名前を呼んでくれますか?」

「いいわよ、ロナルド」

~~♪

音楽が聞こえる。
海の声が聞こえる


「ーーーーーー!」

俺は子供を抱き上げる母の前で泣きじゃくった。
ただ、名前を呼ばれただけなのに··それが懐かしくて寂しくて···

その人は俺が泣き止むまで頭を撫でてくれた。

そんな時だろうか···

流れていた音楽が終わりを告げるかのように俺の体が薄くなってきた。


あぁ、もう夢は終わりか
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