• テキストサイズ

生まれた子

第3章 呼ばれた



ひょい
「いたいのは、すぐ無くなるからね」

ぎゅむ
「う"ー··」

「○○○、お母さんここにいるから遠く行っちゃだめよ」

「わかった!」

(····俺の姿が見えてない?)

「あの、家族で来たんですか?」

ふわっ
「えぇ、毎年夏には家族みんなで海見に行こうって決めたんです」

「そうなんですか···(俺も昔兄貴達と毎年海行っていたな··)」

だけど
なんだろ
この女性を見てるとすごく懐かしい感じになるのは



すっ
「あら、悲しいの?」

「えっ」


俺は気づかない内に涙を流していた

なでなで
「いたいのは、お母さんが持っていくから泣かないで。昼の子」


ザザアァン····。


(今、呼ばれた···)
/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp