第13章 ×××
まだこれを言うのは早いね
すっ
「次、行きましょ」
「う、うん(何を言いかけたんだろ)」
✿✿✿
「ロナルドさん熱帯魚コーナーですよ、小さい···食べれるかな」
「!?、彩華さん?!」
「小さいけど安らかに泳いでる、あっ近づいて来ましたよ!可愛い~~」
ガラスの中で泳いでる魚は彩華に近づく
それを俺は
キュッ
「ロナルドさん?(手が重なった)」
「··なんか人魚姫みたいに泡となって消えそうな不安がするんだよ。離れないでくれ」
「·····」
「不安なんだよ··本来は俺が泡なんだけどな」
「ロナルドさんは泡ではありませんよ、私も泡ではありません。そうだ!海見に行きません!でも··その前に」
✿✿✿
(彩華に待つよう言われたけど、何を不安がってるんだろ。本来は俺が違うんだけどな)