• テキストサイズ

生まれた子

第10章 しゅわしゅわ



『俺が疑われてるのは気づいてる、好きにしろ···だが彩華だけは疑うな』

「あの目は本気だったんだよね。言い方を変えると"俺が捕まえる"と捉えたよ」

「ロナルドさん···優しすぎる」

「だから君は安心して帰りを待とうか」

「はい!」





✿✿✿





ぺっ
「まっじぃ」

「がっ····なん··で··」

「何でって。お前だろ?俺を犯人に引き立てていた悪い吸血鬼はよ」

「お前が····」

「あん?」

「お前が人間と交わるからだろ!俺達は人間から畏怖される吸血鬼だぞ!?」

「·······」

「はぁ····はぁ····なにかいえよ··」

「死ね」

「はっ···」



スナァ······


「仲間とか関係ねーよ。吸血鬼だろうと何だろうと妖が人間と共存するのがいいんだよ」
/ 199ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp