第2章 しゃんしゃん
「ふふっ、今日ぐらいはロナルドさんのお母さんになりましょうかね。···私の昼の子」
どきっ
「····っ//」
「背中拭きますからね」
(ロナルドさんの背中···や前に見える癒えない傷痕)
ふき、ふき
(この傷を背負って毎日貴方は戦う。痛みすら我慢して···)
そりゃ風邪引いたら弱くなるわよね··。
ぴたっ
「···っ、彩華?」
「···背中に吹き出物出来てますよ」
「えっ」
✿✿✿
「さてそろそろ時間ですが。」
ぎゅ~~~····。
「······」
「寝る寝具がありませんよ」
ぺらっ
「ん」
「!?」
「んん」
「カンタくんかい。···わかりました」
(ほんと今日は随分と5歳児だな~~···普段は紳士的な振る舞いからはありえないけど)
カチッ
「明日には治るといいですね」
「あぁ。」
「薬飲めて偉いですよ」
「あぁ」
「····おやすみなさい、夜の子」
「····あぁ」
かあさん