第6章 アブラカタブラ
「いえ、そんな危ない事はしませんよ··ただ知りたくて···//」
もやっ
(···この感情か)
「自分も基本的な事しか関わらないので···でもロナルドさんの奥様はきっと、どこにでもいる普通の女性だと思いますよ」
「···護衛さんって優しい笑顔するんですね」
「!?//···いえ、すみません(やば!思わず自分を言ってしまった···)」
でも
ロナルドさんは確かに社長としてひとりの"男性"としているんだもの
··じわっ
「···あり···?すみません夫人よ、私は用を思い出したので失礼」
「あっ、はい(サングラス姿だから分からないけど、泣きそうな声していたな)」
✿✿✿
ジャー···バシャバシャ
「····ふっ··うぅ··(護衛として来たのに···)」
みっともない