第6章 新たなる出会い ◆
ひょこ
「やっと戻ったのかロナルド」
「また半田かよー··彩華帰ろ···う」
「あれ、人の影から出てきたの吸血鬼!?」
「うわ!ほんとにいたんだ!」
「撮影して拡散しようぜ!」
パシャパシャ
「!、ちょっと君達やめろ!」
「えー!何でですか!?拡散して知らせないと!本物の吸血鬼の倒し方ってwww」
どくん。
(懐かしい、あの時も館にコイツらみたいなのが笑いながら写真撮って··)
「いいから離れろ!こいつは悪い奴じゃない!」
「えっ、だって今女性の影から現れたじゃないですかwwwそれで悪い奴じゃないっておかしいよwww」
「よーし!ツィー··あれ!?スマホがない!って俺のスマホが真っ二つになってる!」
「!?··っロナルド!?(違う)」
すっ
「貴方の言葉に私は限界が来ました」
「さや···か?(空気が違う)」
優しくてあったかい彩華から感じるのは
するっ
「····私は吸血鬼対策本部の霧島彩華···は今の名前··」