第29章 ウソの声 嘘ルド
「行きましょうか」
「よろしくお願いします」
✿✿✿
ガチャ
「ただいマッケンロー」
がばっ!
ぎゅむ
「おかえり!」
「ほぐっ!」
「おかえリンダリンダ(彩華くんの挨拶が最初の頃より面白くなったな)」
「すみませんでした。私のわがままに答えてくれて」
「何を買ったんだ?」
「ロナルドさんからしたら怖いですよ」
ヴイイイイアア!!ズギャギャ!!
びくーーーー!
「ハロパねぴーーーー!!!」
「セロリカー!」
「運転技術がやばいwwwwww私も使いたい!すなぁーーーー!!!」
どごどご!!
「えーん!!!」
「ドラルクさああん!!(私がいる世界には何人かのロナルドさんやドラルクさん達がいる)」
みんな立場が逆だったり
人間だったり
吸血鬼だったり···はたまた
「··悪だったり」
「やぁ彩華くん」
たたた
「あれ?ドラルクさんが塵じゃない」
「あぁ、あまり離れなければ離れられるよ。ロナルドくんは寝てるから大丈夫」
「···心臓は」
「ロナルドくんにあげたさ」
「辛かったですよね。私はこの世界の"彩華"ではない」