第29章 ウソの声 嘘ルド
でも私は信じてる。
「ドラルクさん」
「なんだい?」
「ーーーー」
私はそれをドラルクさんの心臓に捧げた
「アメトリンだね」
「私からの"愛の心臓"です。ロナルドさんとドラルクさんでふたりで"愛の心臓"··だから」
「ごめんね、彩華」
「えっ」
ぎゅ
「···今の私を見ないでおくれ」
渡されたアメトリンから彩華くんの想いが暖かくて
『ドラルクさん、私は貴方と出会えて幸せでした』
『何を、言うんだい?··彩華くん』
『彩華!··待ってろ今すぐ治してやる···彩華··?』
『ロナルドさん、ーーーー』
···ぱりん
君が消えた命を私達に渡した事でロナルドくんは決意をした
「ドラルクさん?··私はいます。アメトリンの言葉は···」