第14章 ごたいめん ◆
どごっ!
「スナァーー!」
「ヌー!」
「俺、夢見ていたのか?」
「君は退治途中だろ!今回の吸血鬼が逃げ足早くてそこの隙間に捻りこんで行っただろ。倒したんだ··ってロナルドくん!?」
ねじりねじり
「俺は。この隙間に入って」
誰かと会ったんだ。
ぐぐ··すぽん✿
「·····!」
隙間から出た場所は何も変わらない普通の広場だった
「確かに··俺は···」
コツン
「ん?」
ごそっ
ポケットに入っていた小さい小箱
何故か俺はその小箱を開けて、思い出した
白いカーネーションを乗せた指輪
小さい紙に花言葉が書かれていた
『私の愛は生きています』
❦ℯꫛᎴ❧