第14章 ごたいめん ◆
チュッ···クチッ
「ふっ···ロナ··んぅ//(飾りが付けれない···)」
離れたくない
でも戻らないといけない
分からない
俺は···
ツー····
「分からない····。」
ぐしっ
「···もし帰宅出来たらこの箱を開けてください」
「えっ」
「私からひととき愛したロナルドさんへの贈り物」
ぶわっ
「彩華···俺··俺··」
「全く綺麗な顔がぐしゃぐしゃですよ。私はこの世界にいますから」
「愛してる···ずっと··」
「はい、私も昼の子を」
ダッ···
···!
「愛してる···あれ?」
私は隙間ある壁の前に片手伸ばした状態で立ち尽くしていた。
はにゃにゃ?
(あら?確か見回り中に吸血鬼が出てきて一刀両断した後···)